食べる順番で変わるものとは何？

何か身体や美容に良いことを始めたい、けど何から始めたら良いか…と人から相談を受けたら皆さまはどんなことをおすすめしますか？

例えば…筋トレを習慣にする、毎日のウォーキングとか。とっても良いですよね。

美容だと日焼けしないようにする。乾燥しないように保湿をする。間違いないです。

本当に方法は沢山ありますが、個人的には食べている物がその人を作っている要素が大きいと思っているので、毎日の食事に関してが重要かなと思っています。

じゃあ、食べる物の質を上げると良いんじゃないか…それはそうなんですが、なかなかすぐに変えれるものではありません。調味料を変えてみたりオーガニック食材に変えたり…色々ありますが、現実的に難しい場合もあります。食べるものの選択、それはとても良いです！が、その前に食べる順番について今回はお話しをしたいと思います。

体に良いものを選ぶ知識と習慣をつけることが最強だと思いますが、今回は食べる順番について。よくメディアでも特集されているかと思いますが、私なりに9年程実践してきた経験談で書きます。

私が20代後半の頃です。ある本で糖化現象のお話を読んだのがきっかけでした。糖化現象が起こると肌の老化が進む、と私は初めて知ったのでその本に書いてある食べる順番の法則を実践しました。しばらくすると20代ずっと落ちなかった体重がどんどん落ちていきました。結果的に1年で8キロ位だったかと思います。

私としては肌の為に実践したことだったのでまったくの想定外でしたが、20代の大半痩せることが出来ず、着たい服も着れず仕舞だった為、嬉しくて仕方がなかったのを覚えています。もともとの目的だった肌に関しては個人的には変化は正直感じませんでした。肌に関してはもっと長期的に見てみないと分からないかもしれません。もちろん個人差はあると思います。その人の食生活がどんなものかによって左右されると思いますので。

糖化現象とはざっくり言うと砂糖に熱を加えて焦がしたら茶色く変色しますよね。あの状態が体内で起こっているイメージです。そしてその状態が老化を進めます。肌で言うとシミやしわを引き起こす原因になります。そしてそれが何故、食べる順番に関係があるのかと言いますと、血糖値が鍵になります。血糖値を急激に上昇させると糖化現象を引き起こします。ですので、なるべく血糖値を緩やかに上昇させるのが望ましいとされます。そこで食事をする際の順番が重要になります。

私が20代の頃から行ってきた順番は、生野菜→温野菜→スープ類→タンパク質類→炭水化物類の順番です。一般的には多く取り上げられている順番かなと思っています。　けれど、順番は一つではないらしく別の情報ではまずスープ類で体を温めるのが先！そうすると代謝がアップしてダイエットに効果的！と聞いたこともありますし、筋肉をつけたければまずはタンパク質から！という話もあります。私も出産してからなかなか体重が落ちず体力もつけたいという理由で筋トレを始めたのですが、筋トレ前に炭水化物を摂取し、筋トレ後にタンパク質を取ることをたまに実践しています。

ただ、話は戻りますが20代の頃から行ってきた食べる順番は自分の体質には合っていたのだと常々実感しています。というのも、私は血糖値が上がりやすい体質だったようで（あとで血液検査で分かった）、体重が大幅に減ったのも血糖値が大きく関係していたのだと思います。しかし…産後の体重はなかなか減らないですねー…というか食べることがやめられません。けれどこの順番法則は全然苦じゃないのでずっと続けていられます。お肌の老化を防ぐだけじゃなく様々な病気の予防につながる為、身体にとってとても良いことなんだと感じています。

あと、目的に応じて食べる順番を変えるのが良いと思うのですが、炭水化物から食べるのは運動前以外は避けたほうが良いかもしれませんね。炭水化物はGI値が高く初めに口にすると血糖値がぐんと上がってしまいます。GI値とは血液中のブドウ糖の量のことです。GI値が低いものから口にすることで血糖値の上昇を緩やかにするというわけです。

アスリートの方々が試合前の食事におにぎりやオレンジジュースなどをエネルギー源として摂取しているのはよく聞く話ですが、体を特に動かす予定がなければなるべく血糖値を緩やかに動かすことを意識して食事をしたいですね。

はじめに食べるものを何気なく変えて習慣にしてみると良いかもしれません。もしかしたら体質によっては私のように一年後に大幅に痩せていた、なんてこともあるかもしれません。

習慣化にして自分のものにしましょう！